この度のことで、
皆さまからは励ましのお言葉、温かいお言葉をいただいて
ほんとにありがとうございます。
ケガの方は日々回復に向かっております。
右手首がまだ思うように動かせなくて痛いです。
ひねるような動作がねぇ。車のキーを回せないデス。
あとは右太腿の打撲がアザは消えつつあるのに、触ると痛いです。
そんなくらいかな。
今回は事故のことを書いておこうかなと…
10月16日の日曜日、
お仲間たちと岐阜に栗を食べに行くツーリングの日。
久しぶりに雨の心配のない天気予報にテンションも上がる〜♪
秋晴れのツーリング日和になりそう。
朝は寒いからとジーンズの上からカッパはいて
一応、薄手のダウンも持って出発〜。
集合場所へ向かう前にガソリンを入れようと思い国道へ。
対向車線に道路脇の店に入ろうと
右ウィンカーを出してる軽自動車が視界に入る。
次の瞬間、目の前に車の側面。
気がついたら国道の真ん中でバイクの横で座り込んでる自分。
すぐ側で救急車と消防車を要請する女の人の声。
あれ?どうしたんやろ?
どうなってるん?
あっ…
もしかして、私、車とぶつかった?
自分は倒れたバイクの横に座り込んでるのはわかるけど
状況がよくわからへん。
あぁ…でもこれって
もしかしてじゃなくて、車とぶつかったんや。
救急車を呼ぶくらいの事故なん?
なんかわからへん。
目の前に車が来たのは覚えてるけど
ぶつかった瞬間が思い出されへん。
バイクは?
バイクはどうなってる?
バイクの下に液体が溜まってる。
ガソリン漏れてる?
女の人が消防車も呼んでるけど
バイクからガソリンが漏れてるからかな。
あれ?なんか私もずいぶん濡れてるんやけどなんでやろ?
とにかくバイク、起こさなきゃ。
電話をかけてる女の人が私に
「動かない方がいいですよ」って言うてはるんやけど
バイクほっとけない。
でも体が思うように動かない。
バイクのライトが点きっぱなしや。
エンジンは止まってる?
なんかよぉわからへん。
とりあえずキルスイッチだけでもと思って
手を伸ばして、なんとか切った。
そういえば、ここ国道やった。
道の真ん中で座り込んでたら危ないやんな。
他の車に轢かれる心配したけど
電話をかけてくれてる女の人が後続の車の人のようで
車を停めてくれてるおかげで私は轢かれずに済んでるみたい。
ぶつかった相手はお店の駐車場に移動してる。
あっ!
これやと待ち合わせに間に合わへんやん。
ってか、もう行かれへんわ。
連絡せな。
カバンから携帯を出したものの
何を書いたらいいのかわからへんくて
事故って行けないことだけを伝える。
びっくりしはるやろな…
楽しみにしてたツーリングやのに申し訳ない。
夫にも伝えないと。
電話に出るかな。
ヘルメットを取って耳に当てる。
出た。
何を言ったのかよく覚えてないけど
バイクが動かへん、どうしよう…と死にそうな声で訴えたらしい。
あとは…あとは… 何かすることあったっけ?
救急車のサイレンが聞こえてきた。
あぁ、私、救急車に乗せられるんか…
たぶんストレッチャーに乗せられた。
で、首を固定しますね。
状況、わかりますか?とか
なんかいろいろ聞かれて答えたけど覚えてないや。
救急搬送された病院で
いろいろチェックされて、痛いとこのレントゲン撮って。
先生の説明によると骨折はない。
ヘルメットが無傷なところから頭も打ってない。
頭はなんだかぼーっとしてるけど
あちこち痛いけど
私、無事やったみたい。
気分が悪くなったり、痛みが激しくなったらまた来てくださいと。
大事なしってことで待合室で清算待ち。
待合室で待ってると
事故の相手の若い男の子が妹さんと一緒に謝りに来てくれはった。
2人して一生懸命謝ってくれてる。
私もびっくりしたけど、運転してた子もびっくりしたやろね。
私のケガは大したことないから大丈夫です。
あとはお互いの保険屋さんが話を進めてくれはるしね。
病院を出て車に乗り込む。
夫からはバイクのフロントフォークが
2本とも折れてると聞いてるけど
言ってることはわかるけど
どういうことなんかピンとこない。
それって直るんかな…
事故現場近くの駐車場に置かせてもらってるから見に行くかと夫。
もちろん見に行く!
事故現場には車のガラスが砕けた跡が残ってる。
STの停めてるとこに行ってみると…
フロントフォークが2本とも折れてるって
こういうことか…
バイクから何か漏れてたのは
フォークオイルやったんや。
私がやたら濡れてたのは
フォークオイルを頭からかぶった?
折れた勢いで飛び散った?
このままここにSTを置いたままってわけにもいかへん。
ってか、置いたまましときたくない。
バイク屋さんに運ばなくっちゃ。
お世話になってるバイク屋さんに電話してかくかくしかじか。
バイク屋さんにはクレーンないから
保険会社にレッカーで運んでもらう段取りをする。
レッカーが来るまでの間、STの側で待ってるんやけど
お店に次々に入ってくる車からの視線を感じる…
そんな見んといてよ。
30分ほどしたらやったかな。
レッカーがきた。
お兄さんが手際よく準備して
STを吊り上げる。
フロントがぶら〜ん。
立てて置けないので
横にしますけどって。
他に置きようがないからわかるけど…
この姿は痛々しい。
見るのがつらい…悲しい…
レッカーはバイク屋さんに直行。
私と夫は一旦、家に寄って子どもたちに事情を説明してからバイク屋さんへ。
バイク屋さんに着いたら、STは先に着いてた。
お店の横のスペースにタイヤを台にして立たせてもらってた。
壁に段ボール置いて、壁にもたせかけて。
傷だらけでオイルだだ漏れでボロボロのSTなのに
ちゃんとしてくれはって嬉しい。
バイク屋さんも横にして置いておくのは自分たちもつらいからと。
さっと見てもらっただけやけど
フレームの塗装にシワが寄ってるとこがあるから
フレームにダメージがあると。
そうなると現実的に修理は難しい。
夫にも、もし直したとしても
どこかに不調が出てきて安心して乗れないだろうと。
そっか。
仕方ないよね。うん。
廃車の方向で。うん。
ここまでが事故当日の話。